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道南の歴史や文化を体験しつつ走る、サイクルツアー2020年も10月開催予定

木古内→松前→江差→木古内という約180km(寄り道あり)のコースを、各地の歴史や文化を体験しつつ、3日間かけてのんびり走るツアーです。今年は青森連携ということでマグ女セイカン博をデフォルメ1日1回マグロ女子会のプログラム体験が付いています。また、函館バスが同行するので初心者でも無理のない範囲で走ることができます。もちろんガンガン走りたい人もレベルに合わせガイドが対応いたします。

開催

2020/10/02(金)~10/04(日)


応募締め切り

2020/09/28

June

▼ こちらの記事でご紹介しましたサイクルモニタツアーについてです。

 

木古内→松前→江差→木古内という約180km(寄り道あり)のコースを、各地の歴史や文化を体験しつつ、3日間かけてのんびり走るツアーです。

ところが、大型の台風25号が日本列島へ接近したため、ツアーの開催自体が危ぶまれる事態となりました。

実際、同様の日程で開催予定だった各地のイベントは軒並み中止となっていたのです。

しかし、台風25号が直前で温帯低気圧に変わったことと、みなみ北海道エリアの風雨が意外と大した事なさそうだという直前予報が出たことから、モニタツアー開催にこぎつけました。

▼ 参加者様の行いが良いのか、奇跡的に雨が降らない状態で、木古内駅前の「道の駅 みそぎの郷 きこない」に集合です。
道南エリアの中心地である函館駅と、北海道最南端の駅である木古内駅とを結ぶ「道南いさりび鉄道」で輪行(りんこう:自転車のホイールを外すなどしてコンパクトに収納し、各種交通機関に自転車ごと乗車すること)していらした方もいますね。

ちなみに、この木古内駅は「北海道新幹線」の駅でもあります。なので木古内駅は本州以西から新幹線で輪行して来るのにも便利な駅だったりします。飛行機での輪行に慣れていない場合は、新幹線で北海道に向かうのが楽でしょうね。

そして、今回のツアーでは地元のサイクリストがコースガイドしつつ、参加者様と一緒に走行します。その際にサイクルガイド達やサポートカーとの連携に便利な秘密兵器を投入しました!

▼ ワイヤレスの骨伝導イヤホンです。耳をふさぐと危険なので骨伝導にしました。

ちなみに、写真の人物は本ツアーの企画に協力した「歴史・文化を活かした南北海道サイクルツーリズム推進協議会」事務局長の今泉さん。松前町の「道の駅 北前船 松前」の駅長さんでもあります。

▼ スポーツバイクがズラッと並ぶと壮観ですね。

▼ 出発前に皆さんで記念撮影!

▼ 間もなく出発。後ろに見えるのが「道南いさりび鉄道」の木古内駅。さらに後ろに見える巨大な建物が「北海道新幹線」の木古内駅です。

▼ 小雨が降り出してしまいましたが、皆さん元気に出発!

1日目は、木古内→知内→福島→松前の津軽海峡沿いを南下するコースです。

▼ 走り出したら、意外と天候が回復したようで良かったですね。

▼ 福島町の「伊能忠敬北海道測量開始記念公園」にて。ドローンから撮影!?

▼ 北海道の最南端が近づくにつれ、津軽海峡の対岸にある「津軽半島」が見えてきました。

▼ そして北海道最南端「白神岬」に到達!

最北端の宗谷岬や、最東端の納沙布岬を目指すサイクリストは多いでしょうが、最南端の白神岬にも行っておかないと片手落ちですよね(笑)

▼ 松前町の「道の駅 北前船 松前」で「松前マグロ」尽くしの昼食を。(予定ではテラスでBBQでしたが、流石に取りやめとなりました。)

▼ 昼食後は腹ごなしをかねて、松前町の歴史ガイドである飯田さんと一緒にまち歩きしながら、松前の歴史や当時の暮らしぶりを体感します。

▼ 夕食は1日目のお宿「温泉旅館 矢野」にて、若女将である杉本さんの解説付きで「藩主料理」を頂きます。

松前藩のお殿様の婚礼料理を、文献を元に再現した料理です。現代のように交通機関が整っていなかった江戸時代、それも北の端に位置する蝦夷地でこのような豊富な食材を入手できたのは、当時の最先端の物流網である「北前船交易」のおかげなんでしょうね。

2日目は、松前→上ノ国→江差の日本海沿いを北上するコースです。

ですが、この日は台風25号が温帯低気圧化して未明に通過したものの、吹き戻しの風が強かったため安全面を考慮して、サポートカーに乗車しての移動がメインとなりました。

本来なら、日本海沿いの絶景を眺めつ走れる通称「追分ソーランライン」を中心に、途中あちこちの漁村や灯台などに寄り道しつつ歴史スポットにも立ち寄るという、ちょっと凝ったルートを予定していました。ですが安全第一が鉄則。仕方ありませんね。

▼ それでも天候が少しでも回復したら乗車してたりして(笑)

▼ 上ノ国町にて、松前藩の発祥の地とも言える「勝山館跡」で歴史ガイドを受けました。

▼ ここ勝山館跡は道南有数の絶景スポットでもあります。「天空都市」なんて呼ばれたりもしますね。

▼ 江差町では、幕末の軍艦「開陽丸」、北前船交易で栄えた頃を再現したストリート「いにしえ街道」などをまち歩き。

▼ そして江差と言えば、やはり「江差追分」は外せないでしょう。全国大会優勝経験者による迫力の実演を見学します。

3日目は、江差から上ノ国を経由して、出発地点の木古内まで。主に山深い内陸部を走ります。

▼ 途中、湯ノ岱温泉で休憩しつつ、木古内町の郷土資料館「いかりん館」で歴史ガイドを体験します。

▼ 最後は「道の駅 みそぎの郷 きこない」内のイタリアンレストランでランチしつつ、モニタツアーということでアンケートをご記入頂きました。

参加者様からの貴重な生の声を生かして、今後につなげていきたいものですね。

また、今回は特に台風接近ということでイレギュラーな措置を余儀なくされた点が多くあり、それらがかえって関係者の対応力を鍛える結果にもつながったかもしれません。

最後に、台風接近という難しい状況であったにもかかわらず、遠方からご参加してくださったお客様や、ツアー催行に協力してくださった関係各所の皆様、誠にありとうございました。

今回の結果や経験をもとに、みなみ北海道エリアにおけるサイクルツーリズムの発展に向けてさらに尽力してまいります。

▼最後の最後にみんなでポーズ! お疲れ様でした!

2020/06/23
EVENT LIST

みなみ北海道「チャリ旅」
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